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2010年8月に作成された記事

試験本番で実力を出し切るために。

社会人のMBA留学をサポートする、MBAコーチングをしていると
TOEFL、GMATの2つの試験を受ける際に「緊張して、力を発揮できない」
「長い試験時間の間、集中力を持続できない」という相談をよく受けます。

皆さん、昼間は会社で働きながら夜や週末に飲み会参加などを断って
勉強している訳ですから、試験本番で実力が出せない!という事態は
避けたいものです。

そこで私がMBA受験生時代に実践して効果のあった方法をいくつかご紹介
します。参考になるなと思う部分があれば、真似してみてください。

◆試験前に自信を付ける

「自分はできる。持てる力を全て出し切ることができる。」といわば自己暗示
をかけるように、自分に言い聞かせていました。

試験が近くなったら、新しい問題に手を出さずに、これまでの勉強をさらっと
振り返る程度に抑えておきました。やり残しがあったとしても、気にしない。

食事も、影響があるかどうかはわかりませんが試験前はファーストフードを
食べず、また生ものを避けて消化の良いものを食べるようにしていました。

◆試験会場選び

試験会場によって、環境が大きく変わる場合があります。昔は大学などを
借りた会場だと音対策が完全でなく、外の音が気になったという人もいました。

また当日になって道に迷った、行き先の違う電車に乗ってしまった、という
事態になると思いのほか動揺します。下見は必須です。

◆身体をリラックスさせる

試験会場についたら、「自分はできる。持てる力を全て出し切ることができる。」と
自己暗示もかけつつ、背伸びをしたりしてリラックスしましょう。

またリラックスさせたいときは、逆に力を入れてみると良いです。
・肩にグッと力を入れて持ち上げる(イカリ肩)、そしてストンと力を抜く。
・上半身、足と全身にグッグッと力を入れて、ストンと力を抜く。
すると身体の力が抜けて、リラックスできます。

◆集中する

TOEFL、GMATの試験時間は4時間(以上)。
そこまでの長時間ずっと集中力を保つのは容易ではありません。また周りの
キーボードを打つ音も気になります。

そういうときは、頭のツボ百会(ひゃくえ)を意識します。頭頂部に少しへこむ
場所があります。そこが百会です。

その百会からひもが伸びて、空から引っ張られているように意識する。
もしくは、百会の上にモノが浮いているようにイメージすると集中力がでます。
試験中、ダレてきたなと思ったら百会に意識を向けてみてください。

◆周りの音が気になるとき

試験会場では耳栓が使えますが、周りの人のキーボードを打つ音、スピーキング
の声、時には鼻息(笑)が気になりますね。気にしないようにしようと意識すると、
脳の関心がそこに向いてしまい、余計に気になってしまいます。

そういうときは、事実を受け入れちゃえ法。
キーボードを打つ音がうるさかったら、「あ~キーボードを打つ音が聞こえる」
「スピーキングの声が聞こえる」と事実を単純に受け入れて、そのまま流して
しまうのです。
イヤだなとか、うるさいなと感情を付けてしまうと気になるので無感情で流します。
すると意外と気にならなくなります。

◆わからない問題が出てきたら

試験中、どうしてもわからない!という問題に遭遇したら、「私はこの問題の
答えを知っている。後から回答する。」と自分に言い聞かせて先に進みます。
(ただし先に進める場合のみ)

また「さっきの問題はしくじってしまった!」と思っても、引きずらないために
次からは正しく回答できると言い聞かせて、進めて行きましょう。

◆気分転換

途中の休憩時間には、トイレに行って水で手を洗う、先に書いた身体をリラックス
させるなどして気分転換を図ってください。

◆最後に

TOFEL、GMATは帰国子女経験、留学経験の有無、「TOEIC」スコアとそれほど
相関関係があるとは思えません。海外経験があって、TOEICスコアが高くても
油断禁物です。別物と思って、しっかり準備する必要があります。

自分に合った留学予備校を選ぶなどして、万全の準備をしてください。

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