「働くを哲学する」 L&M 小笹社長 講演 その3
15の「働く哲学」
【仕事の哲学】
1.働く目的は自由を得ることである
「労働は苦役なり」ではなく、仕事を通じて信頼を重ねれば
自由を得られる
2.信頼は約束と実行から生まれる
信頼残高を積んでいく、繰り返すことで自由を得られる。
例)遅刻しない
できそうな約束をいくつも結び、達成することで短期に信頼
構築が可能で、その戦略サイクルを構築していく
3.仕事の報酬は仕事である
良い仕事をすれば、新たな仕事がくる。
そして自己成長。その結果、更に良い仕事が舞い込んでくる。
4.仕事の醍醐味は心の持ち方で決まる
つまらない仕事など存在しない。全ては自分の心の持ち方次第。
「これを超えてやがて・・・」と信頼を勝ち取ろう。
5.若い頃に与えられる仕事は偶然である
P.ドラッカーは「くじ引きである」といった。
若いうちは仕事の割り振りに意味などない。
自分で正解にしていくのみ。
【成果の哲学】
1.時間は長さではなく、濃さで価値が決まる
L&M社では、1年を4つにわけて、年末年始休暇を4回設けている
のは有名な話。人は差し迫らないと本気にならない。3ヶ月を1年と
して会社運営をしている。
2.結果を出すには、まず原因を作る
先に結果を求めない、原因の種を多く蒔け。
3.成果の質は、圧倒的な量から生まれる
同じ仕事を繰り返すことで、質に転化していく
4.努力は運を支配する
努力が認められれば、周囲の協力が得られる。努力と運とは
無関係ではない。
例:イチローは努力の鬼。そして支援者が出てきて、一段上
に引き上げてくれた。
5.ピンチはチャンスと捉える
ピンチに見舞われた時には、「ちょうど良かった!」と言うそうです。
「そして、これをきっかけに・・・」と前向きな気持ちで挫折に向き合う。
谷のときに前向きに捉えられるか。
【関係の哲学】
1.全ての人が学習材料である
ロールモデルは不要。周囲のあらゆる人から貪欲にスキルを盗め。
誰からでも学べる。ロールモデル式は、モデルになりうる人が居ない
と成立しない。そうやって迷っている人が多いような。
2.対立する筋力を鍛えよ
例:瞬発力と持久力、ハートとロジカルなど
自分の価値を多角的に高め、代替不可能なオンリーワンの存在になれ。
強みを伸ばすことに加えて、反対側も鍛える。”I company”に通じる
僕の場合、右脳と左脳でしょうか。
3.非言語コミュニケーションの影響力を知れ
「伝える」だけがコミュニケーションではない。「伝わったこと」が全て。
笑顔で講演をすると、聴衆も笑顔になる。それを見て講演者も笑顔と
なって相乗効果が生まれる。
4.「つもりの自分」と「周囲に移っている自分」のギャップを埋めよ
周囲からのフィードバックを謙虚に受け止め、常に変化することが
成長へと繋がる。
う~ん。ちゃんと受け止めて自分で認めることは大切ですね。
5.自分の言動が変われば 人間関係も変わる
他人は変えられない。自分は変えられる。まずは自分の言動を
変えてみよ。その方が簡単で、効果がありますね。
これら哲学の説明が講演の最後の方だったため、早口になっていた
のが残念。いつかお会いして、それぞれの哲学について質問してみたい
です。
| 固定リンク
「日常」カテゴリの記事
- 2011年をどのような年にデザインしましょうか(2011.01.08)
- 夢を誰かに話してみよう。(2010.10.12)
- ゴールデンウィークの想ひ出(2010.05.16)
- ちょい悪のあこがれ。(2010.05.05)
- 鎌倉を散歩(2009.12.15)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント