「なぜ、働くのか」 田坂広志氏講演
多摩大学教授で、シンクタンク・ソフィアバンク代表の
田坂広志さんが来社され、講演を聴く機会がありました。
著書「なぜ、働くのか」など数多くのベストセラーを出されて
います。
講演会場では最前列のど真ん中に着席。
プロの方のエネルギーを少しでも近くで感じたいと、最近
こういう講演などでは最前列に座ることにしています。
田坂氏の講演は、常日頃から心がけていることとして、
「一期一会」の話から始まりました。
『90分の講演を始めるにあたり、参加者皆さんの人生の
時間を90分お預かりします』という田坂氏の気迫はすごい
ものがありました。
まさに90分一本勝負。
以下、講演メモから抜粋です。
・ 現実に流されないためのイカリ。それが思想を持つということ
・ 働く(はたらく)=傍(はた)が楽(らく)になるということだ
あなたは周りを楽にしているか?
・ 仕事の報酬=それは自分の才能が開花するとき
・ 成長とは=心の世界を見えるようになること
自分のこころほど、わからないものはない
・ 『自分に自信がないと、謙虚になれない
自分が強くないと、感謝できない』
故河合隼雄氏の言葉
・ タンポポのように花を咲かせる
=飛ばされたところで、花を咲かせる
・ どんなに嫌な職場でも、深い縁があって巡りあった
そして90分の真剣勝負を終えられた田坂氏は、静かに
会場を後にされました。その会場には残り香のようにピリッとした、
そしてなんとも高貴な余韻が会場に残っていました。
これまでの田坂氏の印象は、成功したビジネスマンというイメージ
が強かったのですが、真近に拝見してのイメージ。
哲学者、高貴な僧侶、高みを目指し続ける求道者
素晴らしいお話が聞けるチャンスに巡りあえて、感謝です。
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